方丈便り 第30号  中学2年生 05・03・05(土) 発行者:橋本

 

 絶対的な価値

 

「君はどうなりたい?」

この漠然とした質問に、君ならどうこたえるだろうか?

 

別に正解なんてない。

これから先、君が「どうなりたいか」「どうありたいか」

ありのままの「自分の理想像」を率直に考えて欲しい。

 

どんな容姿になりたい? 身長は? 体重は? スタイルは? 顔は? 雰囲気は?
頭が良くなりたい? 高校に行きたい? 大学は?

仕事したい? どんな仕事? お金持ちになりたい? どのくらい?

友達欲しい? どんな友達? たくさん? 少し?

恋人欲しい? いつごろ結婚したい? 子供は欲しい?

どんな家に住みたい? 日本? 外国? 

やさしくなりたい? 強くなりたい? おもしろい人になりたい? 話し上手になりたい?

絵がうまくなりたい? 字は? 歌は?

どんな趣味を持ちたい? どんなスポーツがしたい? うまくなりたい?

 

私は、人は元来「なりたい自分になる力」を持っていると信じている。

言動や性格は、「意識」が変わればすぐに変わってしまう。

問題なのは、自分がどこまで本気で「意識」しているかだと思う。

 

自分の理想の幅を広げるためには、たくさんの経験が必要だ。

たくさん本を読み、さまざまな意見をもった人と話し、いろいろな場所に足を運んでみる。

 

どんな自分になりたいか。

本気でそうなりたいと思える「自分」が見つかれば

今まで、苦でしかなかったことが、楽しくできるようになる。

 

「君はどう思われたい?」

 

上にあげた質問を「どう思われたい?」に変えた時、

君の答えはどう変わるだろうか?

「自分がどうなりたいか」と「人からどう思われたいか」というのは似て非なるものだ。

 

過大評価して欲しいのか? 過小評価して欲しいのか?

ありのままの(客観的な)自分をみて欲しいのか?

自分が思っている(主観的な)自分をみてほしいのか?

 

「脳ある鷹は爪を隠す」

確かに本当に頭の良い人は、それを人にひけらかしたりはしない。

 

別に隠せとまでは思わないが

君は頭が「よくなりたい」の? それとも頭が「良いと思われたい」の?





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