めざせ!クイズ王! 第14号 中学3年生 05・09・16 (金) 発行者:橋本
泥縄
「泥棒を見て縄をなう」という諺を知っているかな。
<泥棒を見つけてから縄をなっていたのでは間に合わない>という意から
<日頃の用意を怠って、何か起きた時にあわてて準備しても駄目だ>ということだ。
「先生、いつくるかわからない泥棒のために、準備しておくなんておかしいよ。」
いつだったか、そんなことを言った生徒がいた。
「だいたい泥棒なんて滅多に入られるもんじゃないしさ。」
「そんなこと言って、もし泥棒に入られたらどうするの?」という問いに
「その時はその時。」とエヘっと愛嬌のある笑みをこぼして返したのが実に印象的だった。
「大人」はそれを「若さ」と笑うかもしれないが、私はすごいなと感心した。
小心者の私には、見習うべき考え方がたくさんあったからだ。
確かにいつ起こるとも知れない未来に心を煩わせて、今をないがしろにしては本末転倒だ。
その時々で対処できる人や、できなくても失敗を次に生かせる人は、泥縄は滑稽かもしれない。
しかし「もしも」を考えた時、「その時はその時」と思える人はどのくらいいるのだろう。
失敗を恐れる人は多いだろうし、失敗が自分だけに留まらない場合もあるだろう。
そうやって毎日心配して過ごすくらいなら、さっさと縄をなって安心した方が良い。
そういう考えだってあるのだと思う。
ただ私は、学生のうちは恐れず、たくさん失敗して欲しいと思っている。
そういう意味では、あえて今日はこの諺の揚足をとった彼を応援したい。
答えはきっとひとつじゃない。
「泥棒」ってなんだろう?「縄をなう」ってどういうことだろう?
その都度、自分にあてはめて、いろんな方法を考えてみてはどうだろう。
第1問 「泥縄」と同じように準備の重要性を説いた諺「○○あれば○○なし」?
( )
第2問 今月琵琶湖で捕獲された<歯のある魚>の意の南米に生息する肉食の淡水魚を何という?
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第3問 先月末、米ニューオリンズ等で大被害を出したハリケーンの名は「○○○ーナ」?
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第4問 公共事業を請け負う際に、予め入札する会社を話し合って決める犯罪を○○という?
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第5問 テニス等でサーブを二回連続で失敗することを「ダブル何」という?
( )
解答
第1問 ( <備え>あれば<憂い>なし )
第2問 ( ピラニア )
第3問 ( <カトリ>ーナ )
第4問 ( 談合 )
第5問 ( フォールト )