方丈便り 第1号 3年生 04・04・07(水) 発行者:橋本
進級おめでとう。
いよいよ今年は受験生。学校でも塾でも、まさに主役は君達だろう。
初めて「自分の人生を自分で選択する時」を迎えるのだ。
周りに流されることなく、まずはその「自覚」をしっかりと持って欲しい。
さて、昨年度の「言霊」は、どうだっただろうか。
51の言霊をあげたが、何か1つでも共感できるものがあっただろうか。
私自身の言葉ではないし、また内容も社会人に向けての言葉だったので、
あまりピンと来なかった人も多いかもしれない。
ただ何か大きな壁にぶつかった時に、ぜひ思い出して欲しい。
きっと君たちを支えてくれるものがあるはずだから。
(現に私は何度も、先人たちの言葉に励まされ今まで生きてきた。)
そして今春からは、私自身の言葉で綴る、この「方丈便り」を発行いていこうと思う。
まだ何も書く内容を決めていないし、どうゆう形で書いていこうか暗中模索状態だが、
とにかくその時の気持ちを大事に、できるだけストレートに綴っていこうと思っている。
拙い文章ではあるが、どうか最後まで付き合って欲しい。
今回は第1号ということで、この塾について少し触れてみよう。
方丈塾という名前の由来
吉田松陰が開いた(正確には継いだ)「松下村塾」という塾を知っているだろうか。
この私塾から、高杉晋作、久坂玄瑞、井上馨、伊藤博文、山形有朋といった
幕末から明治にかけて、日本の激動時代に活躍した逸材が多く巣立っている。
宮城先生が塾の名前を考えた時、おそらくこの名前も頭をよぎったことだろう。
しかしついた名前は「方丈塾」。実に謙虚な名前だ。
「方」には正方形、長方形などと用いられるように「四角」の意がある。
「丈」とは長さの単位で、「1丈≒3メートル」である。
つまり「方丈」とは「およそ3メートル四方の→狭い部屋」という意味になる。
「方丈塾」とはつまるところ「小さな塾」という意味になるのだ。
では、なぜこの名がついたのか?
「行く河のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」
日本随筆文学の不朽作である鴨長明著、「方丈記」の冒頭だ。
そう、この塾の名の直接的な由来はここからきたものだ。
塾にも置いてあるし、小一時間もあれば読めるので、是非一度読んでみて欲しい。
この塾の歴史は私の人生より長い。そして時に、それが重く感じることもある。
しかし、私は、今自分ができることを最大限にやっていこうと思っている。
「自分が自分で選んだ道」であるなら、全力でぶつかることができるはずだ。